高齢化社会を迎えコロナ禍を経験し、社会情勢は大きく変わりました。しかし、私たち看護師の、その人らしい生活が人生の最期まで住み慣れた地域で送れることを支援していきたいという気持ちは変わることなく、より一層強くなっています。疾病だけでなく、疾病をもった「人」を看れる看護師の育成を目指しています。一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟での看護を実践し、介護老人保健施設や訪問ステーションと連携を図ることで、包括的かつシームレスに患者様が地域へ戻っていけるよう支援しています。日々の看護実践においては看護実践能力のみではなく、看護部の理念である「やさしさと思いやりのこころ」を持ち、患者様の気持ちや家族の考えを聞き、医師やコメディカルとディスカッションを積み重ねています。これらのことが、地域包括ケアシステムの中で、看護師の必要な力となっていくと信じています。時代は変わろうとも、人としての尊厳を保ち、思いをくみ取り看護を展開できることは看護師として最高の環境だと思っています。これからの社会を皆様とともに支えていけるよう取り組んでまいります。